頭痛外来での治療

テレビを見ていると気付くことがあります。

頭痛薬のCMって1年中やっていませんか?

熱いからとか寒いからとか関係なく季節を問わず1年中多くの方が頭痛に悩まされているのです。

それだけ1年中頭痛に悩まされている人が多いという事です。

そして、最近の頭痛薬は商品名にプレミアムとかついているのが出てきましたね。

鎮痛成分を増やすことで商品の価格も上げてきましたね。頭痛薬は痛みを和らげる目的であって、頭痛を治すものではないので、完全に頭痛持ちの方達を食いものにしています。

以前にはなかった頭痛外来が最近では当たり前になってきましたね。

頭痛で悩んでいる人の駆け込み寺的な感じですかね。

しかし頭痛外来ができたおかげで頭痛に悩む人が減ったわけではありません。

なぜなら、私のところに来る患者さんのほとんどは、頭痛外来に通っている方達ばかりだからです。

頭痛外来では、神経内科や、脳神経外科、内科や精神か、ペインクリニックなど多くの頭痛外来があります。頭痛外来ではCTやMRI、レントゲンなどの検査をしますが、「薬を出すことを前提とした治療」という傾向にあります。薬でしか頭痛を改善させようとしないのです。

また、最近では頭痛の予防治療として頭痛薬が処方させているケースがあります。

頭痛にならないように運動や体操をしましょうではなく、頭痛にならないように普段から頭痛薬を飲みましょうということです。これでは完全に薬物中毒ですね...

頭が痛くて仕事も家事もままならないとかそういう時は薬に頼っても構わないと思いますが、

頭が痛くないのに薬を飲み続けるというお医者様の考えは私には理解できません。

できればこれを読んでいるあなたは薬にばかり頼るのではなく、ご自分の姿勢や生活習慣などを見直してみてはいかがでしょうか。

 

2017年06月02日