猫背と血行不良


【猫背・血行不良】



猫背の状態を維持していると、姿勢の悪さが原因となって筋肉が強張り、血流が悪くなるので身体に様々な悪影響が生じます。

正しい姿勢をとっていれば身体は真っ直ぐとなって、血行不良を引き起こすことはありませんが、猫背は首が前に出ていたり背中が丸まっていたりすることで血流が阻害されるのです。

脳への血流が阻害されれば働きが低下して集中力の低下といった状態に陥りやすく、全身の血行が悪くなれば冷え性やむくみといった問題も発生します。

特に、女性の方は生理によるホルモンバランスの変化により、ただでさえ冷え性を患いやすく、猫背が更に悪化させる要因となっているかもしれません。

冷え性自体は病気というわけではないものの、排尿後に痛みが生じる膀胱炎や、関節が動かしにくくなる慢性関節リウマチ、身体的な不調を訴えやすくなる自律神経失調症など、ありとあらゆる病気に繋がる可能性があります。

つまり、猫背を放置しているだけで血流が悪化し、冷え性になって上記のような病気にかかりやすくなるため、その根本的な原因となっている猫背を早めに矯正しなければならないのです。

猫背によってあなたの健康が蝕まれるというケースは決して少なくありませんし、腰痛や頭痛など健康被害は数え切れないほどあります。

猫背自体は病気ではなく、病院を受診しなくても自宅での対策で改善することはできるので、ストレッチやエクササイズを取り入れた方が良いのです。

基本的に血流が悪くなる原因はライフスタイルの中に隠れており、猫背といった姿勢の悪さだけではなく、ストレスもその一つとなっております。

精神的なストレスや環境的なストレスは、自律神経系のバランスを崩し、緊張を司っている交感神経ばかりを優位にするという特徴があるため、血管が収縮して血流が悪化するのです。

「ストレスを感じるな」と言っても、普段の生活の中で私たちは何かしらの形でストレスを感じており、それを全て遮断するのは不可能だと説明できます。

それでも、運動や入浴などを心掛けてリフレッシュをしていれば、ある程度のストレスを感じたとしても上手く発散できるはずなので、血流を悪化させずに済むのではないでしょうか。